Oリング

圧縮することで生まれる反発力によって密封する環状ゴム

製品説明

Oリングは、断面が円形(O形)をした環状のパッキンです。機器の溝部に装着し、適度に圧縮することで生まれる反発力を利用して、油・水・空気・ガスといった多種多様な流体をシールします。自動車、建設機械、半導体装置から宇宙産業まで、あらゆる産業基盤や活動に貢献を果たしています。

特長

  1. 耐摩耗、耐熱、耐寒、耐油、耐候、耐薬品性など、過酷な使用条件に合わせて選定可能な圧倒的な種類のゴム材料をラインナップしています。
  2. JISなどの各種公的規格に準拠しつつ、NOK独自の設計基準を適用しているため、安定した品質と長寿命化を実現しています。
  3. 作業性を高める薄膜表面処理やマイナス50℃以下に対応する水素用、環境に配慮した冷媒用など、最新の技術課題に対応する開発も行っています。


規格品の種類

NOKのOリングは、あらゆる設計に即座に対応できるよう、以下の主要規格を網羅しています。

・JIS P、G、V ・ISO相当 ・旧JASO ・AS568

また、JIS規格よりさらに細い線径を持つNOK独自規格のSシリーズやSSシリーズもラインナップしています。機器の小型化・省スペース化という現代の設計ニーズに応えます。


詳しい寸法はカタログ21ページのカタログ品寸法一覧をご参照ください。


Oring_table1.jpg

注:※NOK S・SSシリーズは、機器の小型化のご要望に応えて、特に小径や太さの細いOリングをシリーズ化したものです。

注:JISの航空機用Oリング関連規格(W1516、W1517、W2006、W1537、W1538)は、すでに廃止になっております。

*材料Hは、NOKの材料記号の呼称で水素化ニトリルゴムのことです。

**材料4種Cは、JIS B 2401-2005相当です。


※「アイアンラバー」はNOKの登録商標です。(商標登録第2178634号)

密封理論

Oリングの密封は、装着時の初期圧縮と流体圧による自封作用の2段階で機能します。初期の密封では、溝に装着されたOリングが押しつぶされ、その反発力(応力)が接触面に密着して隙間を塞ぎます。その後、流体圧がかかると、Oリングは圧力方向に押し付けられ、より大きな力で接触面に密着します(セルフシール効果)。この適度な応力を長期間維持することが、NOKが誇る密封技術です。


Oring_fig1.jpg

材料技術

Oリングは、押しつぶされることで生じる応力によって密封機能を発揮します。そのため、異常な変形を起こさない範囲で適度な応力を持つことが求められ、この特性は使用中も維持される必要があります。こうした特性を持つ材料としては、合成ゴムが最も優れています。しかし、すべての特性を一つの材料で満たすことは難しいため、用途に応じて材料を使い分ける必要があります。NOKでは、さまざまな使用条件に対応できるように、各種の材料を取り揃えています。


Oring_fig2.jpg

活用例

  • 自動車、建設機械、農業機械、一般産業機械

製品ラインアップ

Oリングの特性を生かし、さらに機能性を付加したOリングを紹介します。


※「スペリア」はイーグル工業株式会社の登録商標です。(商標登録第4429645、4507667号)

※「KALREZ」、「KALREZ\カルレッツ」はDuPont de Nemours, Inc.の登録商標です。(商標登録第1579937、4146213号)

製品選定プログラム

使用条件をご入力いただくと、オイルシール、Oリング、「アイアンラバー」ベルトをWeb上で選定できます。
下記のボタンからユーザー登録を行い、ご利用ください。