水用Oリング
長時間の熱水や塩素水に耐え、耐樹脂性にも優れる

製品説明
給湯器などのコージェネレーションシステムや床暖房用途で活用できる水シール用のOリングです。長時間の熱水や塩素水に耐性をもち、樹脂に弊害を与えない耐樹脂性も優れています。
特長
- 使用環境、ニーズに合わせた4つの材料ラインアップがあります。
- 給湯器システムなど、相手側が樹脂であっても影響を与えないゴム材料です。
- 高温、高濃度の耐塩素性を要求される部位にも使用が可能です。
- JIS P20のサイズまでカタログラインアップしているため、入手性にも優れます。
特性
耐水・耐塩素水性が求められる水配管、電気温水器などの水用途に適したOリングです。水栓機器や水配管用途にはコストに優れたEPDMのE700・E575、電気温水器など常時高温環境の用途にはより耐熱性に優れより長寿命なFKMのFP29・FP739のラインアップがあり、使用環境に合わせて最適な材料をお選びいただけます。
※EPDM = エチレンプロピレンゴム
※FKM = ふっ素ゴム


評価試験
水中圧縮永久歪試験(線径φ2.4 Oリング、水中、25%圧縮)
圧縮永久歪80%までの推定時間を150℃、120℃、100℃でそれぞれ測定した結果、汎用EPDMのE931と比較して水用EPDMのE700・E575、水用FKMのFP739、FP29はいずれも耐久性に優れ、FP29はもっとも長寿命の結果となりました。

次亜塩素酸Na水溶液浸漬試験
濃度200ppm、70℃の次亜塩素酸Naに最大240時間浸漬した試験結果です。いずれの材料も72時間までは異常ありませんが、144時間以降は汎用EPDMに小さな面荒れ、水用EPDMのE700に微細の面荒れが生じたところ、水用EPDMのE575及び水用FKMのFP29には異常は見られません。更に、240時間経緯では、汎用EPDMでは面荒れ・横シワが発生していますが、水用EPDMのE700では小さな面荒れにとどまり、水用EPDMのE575及び水用FKMのFP29では異常がありません。
試験条件
濃度 : 200ppm
温度 : 70℃
試料サイズ : JIS P12
*24時間毎に全液交換を実施

高温・高濃度 次亜塩素酸Na水溶液浸漬試験
濃度500ppm、100℃の次亜塩素酸Naに2,000時間浸漬した試験結果です。汎用FKMは肉眼でも面荒れが発生していますが、水用FKMのFP29はSEM観察で見ても面荒れはありません。
試験条件
濃度 : 500ppm
温度 : 1000℃
試料サイズ : JIS P14
*24時間毎に全液交換を実施
耐樹脂性について
近年の配管部品等を含む給湯器関係では部品の樹脂化が進んでいますが、ゴム材料を樹脂と使用した場合、Oリング内のゴム配合成分(可塑剤等)が樹脂に移行して影響を及ぼし、クラック等が生じる事があります。これをソルベントクラックと言います。
NOKの水用EPDMのE575・E700、水用FKMのFP29では、ゴム材料の配合成分を考慮し、各樹脂に対しても影響が出ない仕様となっています。

活用例
- ガス給湯器、床暖房システム、コージェネレーションシステムなど
製品ラインアップ
Oリングの特性を生かし、さらに機能性を付加したOリングを紹介します。
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半導体用Oリング「スペリア」
半導体プロセスの幅広い分野で、優れた機能を発揮するフッ素ゴムを使用
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半導体用Oリング パーフロロエラストマー「KALREZ」
ゴムの弾力と、PTFEの耐薬品性・熱的安定性を併せ持った材料
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※「スペリア」はイーグル工業株式会社の登録商標です。(商標登録第4429645、4507667号)
※「KALREZ」、「KALREZ\カルレッツ」はDuPont de Nemours, Inc.の登録商標です。(商標登録第1579937、4146213号)