特長
- 汎用EPDMおよびVMQと比較して、優れた低温特性を有する耐水素用低温EPDM材E9079および特殊VMQ材を使用しています。
- 圧縮永久歪が小さいため、ヘタリにくく、長寿命です。
※EPDM = エチレンプロピレンゴム
※VMQ = シリコーンゴム
特許登録済み(特許第6932242号)
特性
従来の汎用EPDM材との物性比較
耐水素用低温EPDMは汎用EPDMと比較して、優れた低温特性を有します。また、耐水素用特殊VMQは耐水素用低温EPDMと比較して、さらに優れた低温特性および耐水素性を有します。
耐水素用低温EPDM材E9079と特殊VMQ材の使い分けについては、温度や圧力条件などに応じて推奨材料を提案します。
【使用温度の目安】
低温EPDM材 : -50℃
特殊VMQ 材 : -60℃

評価試験
圧縮永久歪試験(線径φ2.4 Oリング、100℃/空気中25%圧縮)
耐水素用特殊VMQは他のグレード製品と比べて、優れた耐ヘタリ性を有します。

低温下でのシール試験
耐水素用特殊VMQは他のグレード製品と比べて、優れた低温シール性を有します。


採用イメージ
- 水素ステーション
- 水素自動車

製品ラインアップ
Oリングの特性を生かし、さらに機能性を付加したOリングを紹介します。
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薄膜表面処理Oリング
数ミクロンのコーティングで組み付け時の作業性を向上
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耐水素用Oリング
マイナス50℃以下の極低温でも長期間の密封が可能
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難燃性Oリング
難燃性EPDM材を使用し、UL94規格(燃焼性評価規格)のV-0に相当
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バイオマス材Oリング
バイオマス度30%を実現し、環境に配慮したゴムを使用
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Oリング
圧縮することで生まれる反発力によって密封する環状ゴム