オイルシール
機械の回転軸などの運動面で、密封と潤滑を両立

製品説明
オイルシールは、オイル(油)をシール(封じる)する機能部品です。主に機械の回転軸部に使用され、油漏れや、外部からのほこりの侵入を防ぎます。
特長
- 最適化されたリップ設計により、オイル漏れを防ぎながら低摩擦を実現します。
- 高温・高圧・高速回転などの過酷な環境下でも安定した性能を長期間維持します。
- 用途に応じて耐熱性・耐薬品性・耐摩耗性に優れた最適な材料を選択可能です。
- 標準品から特殊仕様まで多様なサイズ・形状を取り揃え幅広いニーズに対応します。
基本構造
一般的なオイルシールは、合成ゴム、金属環、ばねで構成されています。回転軸と接触・しゅう動するリップには、シールリップ部とダストリップがあり、リップ先端部を軸表面に押し当てることによって、リップ先端部で潤滑剤を密封し、ダストリップで外部からの異物の侵入を防いでいます。ばねは、リップ先端部が軸に押し付けられる力(緊迫力)を高め、維持する役割を果たしています。

NOK型式とISO、JIS、JASO型式の比較表
オイルシールにはさまざまな型式や寸法、材料があり、外部ダストの有無やシール対象物の種類によって形状(型式)は異なります。NOKではSC型、SB型、TC型、TB型などのISO/JIS/JASO規格に対応する型式を用意しています。
標準オイルシールの種類はこちら
(注)ISO:国際規格、JIS:日本工業規格、JASO:日本自動車工業規格
密封理論
オイルシールのリップ部と軸の隙間には、軸が回転する際にごく薄い油膜が形成されます。これを「流体潤滑状態」と呼び、油膜はリップ部の摩耗を抑制する役割を果たしています。さらに、リップ部は油が外部に漏れ出さないように、大気側から油側へ吸い込む「ポンプ作用」を持っています。これらの作用により、オイルシールは密封と潤滑の絶妙なバランスを維持しています。
取扱方法
オイルシールの性能を最大限に引き出し、長期間安定してご使用いただくためには、正しい取扱いと適切な取付けが重要です。
取付け時の注意点や手順を解説した取扱い動画や、油漏れなどのトラブルへの対処方法をまとめたトラブル対策ページを用意しています。ぜひご活用ください。
活用例
- 自動車、船舶、航空機、鉄道関係、建設機械、農業機械、ロボット、石油化学プラント、家電製品
製品選定eカタログ
用途や条件に応じた最適なオイルシールを、Web上で簡単に検索・選定できるeカタログを用意しています。サイズや仕様を絞り込みながら必要な製品情報をスムーズに確認できるため、選定作業の効率化に貢献します。ぜひ製品選びに活用ください。
製品ラインアップ
オイルシールの特性を生かし、さらに機能性を付加したオイルシールを紹介します。
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高速両回転用オイルシール
正・逆両方向の回転で対応周速が従来仕様の1.5倍
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導電リング
独自素材で電磁波ノイズと電食を抑制し、省スペース化を実現
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高速回転用オイルシール
高速回転・正逆回転時のシール性と低トルク性を両立
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軸付きオイルシール
シールとスリーブの一体構造で、泥水や砂・塵の浸入を防ぐ
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低フリクションオイルシール
シール機能を維持したまま、最大70%フリクションを低減
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耐内部異物用オイルシール
ユニット内部で発生した金属摩耗粉などの侵入を独自のリップで抑制し、耐久性向上
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耐ダスト性オイルシール
独自形状で砂・塵の侵入を防ぐ
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耐圧オイルシール
リップ部の独自設計により、サージ圧 2.0MPa に耐える
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オイルシール
機械の回転軸などの運動面で、密封と潤滑を両立