オイルシール


機械の回転軸などの運動面で、密封と潤滑を両立

製品説明

オイルシールは、オイル(油)をシール(封じる)する機能部品です。主に機械の回転軸部に使用され、油漏れや、外部からのほこりの侵入を防ぎます。

特長

  1. さまざまな用途に対応すべく豊富な材料を保有しており、使用条件に基づいて最適な材料を選定します。
  2. 独自の設計により、お客様のニーズに適合した製品や材料の開発を行っています。

基本構造

一般的なオイルシールは、合成ゴム、金属環、ばねで構成されています。回転軸と接触・しゅう動するリップには、シールリップ部とダストリップがあり、リップ先端部を軸表面に押し当てることによって、リップ先端部で潤滑剤を密封し、ダストリップで外部からの異物の侵入を防いでいます。ばねは、リップ先端部が軸に押し付けられる力(緊迫力)を高め、維持する役割を果たしています。


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(注)ISO:国際規格、JIS:日本工業規格、JASO:日本自動車工業規格

密封理論

オイルシールのリップ部と軸の隙間には、軸が回転する際にごく薄い油膜が形成されます。これを「流体潤滑状態」と呼び、油膜はリップ部の摩耗を抑制する役割を果たしています。さらに、リップ部は油が外部に漏れ出さないように、大気側から油側へ吸い込む「ポンプ作用」を持っています。これらの作用により、オイルシールは密封と潤滑の絶妙なバランスを維持しています。



採用イメージ

  • 自動車
  • 船舶
  • 航空機
  • 鉄道関係
  • 建設機械
  • 農業機械
  • ロボット
  • 石油化学プラント
  • 家電製品

製品ラインアップ

オイルシールの特性を生かし、さらに機能性を付加したオイルシールを紹介します。

製品選定プログラム

使用条件をご入力いただくと、オイルシール、Oリング、「アイアンラバー」ベルトをWeb上で選定できます。
下記のボタンからユーザー登録を行い、ご利用ください。