特長
- 破裂弁とは異なり、繰り返し使用できるため、弁交換が不要です。
- 高圧に対応できるため、高い開弁圧の要求に応えることが可能です。
- 弁がコンパクト(弁径:φ6~)であるため、ユニットを自由に設計でき、複数個使用してもスペースを取りません。
- 気体や電解液などをシールできるため、バッテリーセルに装着し、開弁圧を制御することが可能です。
- バルブ部に耐寒ゴムを採用することで、低温および高温環境下でも開弁圧の変化を低減します。
特性
樹脂ピンとゴムバルブからなるシンプルな構造
圧力開放弁の高圧・小流量タイプは、樹脂ピンとゴムバルブからなるシンプルな構造を採用しています。弁構造によりシール面圧をコントロールし、開弁圧を制御します。また、コンパクトで設計の自由度が高いため、複数個使用してもスペースを取りません。
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ユニット設計例 -
構造例 -
圧力開放時のイメージ
評価試験
開放弁流量試験
ゴムバルブに耐寒ゴムを採用することで、温度変化による開弁圧の変化を抑えます。

採用イメージ
- バッテリー モジュール/パック(電動車、建機・農機、定置)
製品ラインアップ
流量や圧力の違いで選択可能
豊富なラインアップで安全に貢献する圧力開放弁をご紹介します。
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圧力開放弁 小流量タイプ
ゴムのみの簡易構造で、150 L/minの流量に対応
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圧力開放弁 中流量タイプ
傘バルブとピンのシンプルな構造で、5,000L/minの流量に対応
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圧力開放弁 呼吸・中流量タイプ「Diavent®」
通常時は呼吸膜、緊急時には圧力弁として機能
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圧力開放弁 大流量タイプ
バネの力で省スペースかつ12,000L/minの大流量を実現
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圧力開放弁 高圧・小流量タイプ
シンプルな構造で、コンパクトでも高圧に対応
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圧力開放弁シリーズ
適正量のガスを逃がし、バッテリーの安全を守る