回転・揺動用ロッドシール

特殊樹脂を使用し、耐圧性の向上と低フリクションを実現

特長

  1. 工作機械・一般機械のロータリージョイント等の回転・揺動における高圧条件および低フリクションニーズに対応したパッキンで、シールリングとOリングを組み合わせたシールです。
  2. しゅう動材に特殊樹脂を使用しており、従来材に対して耐圧性としゅう動特性が向上します。
  3. 耐摩耗性、耐はみ出し性に優れ、高圧での回転・揺動運動でも安定したシール性を発揮します。
  4. 圧力によってシールが溝内で挙動し、受圧面積を低減することにより、低トルクを実現します。
  5. 内径Φ18~100まで対応可能です。
    ※お客様のご要望により、さまざまなサイズ展開が可能です。

特性

回転・揺動用ロッドシールは、加圧時に樹脂部が挙動することで受圧面積を低減し、低トルクに貢献します。



SPNR2_fig1.jpg

従来仕様との比較

新仕様の回転・揺動用ロッドシールは、樹脂部をフッ素樹脂からポリエチレン樹脂に変更し、形状を見直すことで耐圧性を向上させました。これにより、高圧での回転・揺動運動でも安定したシールと低トルクの両立を実現します。



SPNR2_table3.png

評価試験

しゅう動特性評価

新仕様(SPNR2)は従来仕様(SPNR)と比較して、高圧条件下においてもトルクの上昇を抑えます。


【試験条件】

圧力   : 25MPa(3秒 ON/OFF)

揺動角度 : ±180°

回転速度 : 20 r.p.m

油温   : 60℃、油種;鉱物油


SPNR2_fig2.jpg

採用イメージ

  • 工作機械、一般機械のロータリージョイント

製品ラインアップ

用途に合わせた5つの「Le-μ’s」(レミューズ)

低フリクション技術を活かしたシール製品を紹介します。