特長
- 工作機械・一般機械のロータリージョイント等の回転・揺動における高圧条件および低フリクションニーズに対応したパッキンで、シールリングとOリングを組み合わせたシールです。
- しゅう動材に特殊樹脂を使用しており、従来材に対して耐圧性としゅう動特性が向上します。
- 耐摩耗性、耐はみ出し性に優れ、高圧での回転・揺動運動でも安定したシール性を発揮します。
- 圧力によってシールが溝内で挙動し、受圧面積を低減することにより、低トルクを実現します。
- 内径Φ18~100まで対応可能です。
※お客様のご要望により、さまざまなサイズ展開が可能です。
特性
回転・揺動用ロッドシールは、加圧時に樹脂部が挙動することで受圧面積を低減し、低トルクに貢献します。

従来仕様との比較
新仕様の回転・揺動用ロッドシールは、樹脂部をフッ素樹脂からポリエチレン樹脂に変更し、形状を見直すことで耐圧性を向上させました。これにより、高圧での回転・揺動運動でも安定したシールと低トルクの両立を実現します。

評価試験
しゅう動特性評価
新仕様(SPNR2)は従来仕様(SPNR)と比較して、高圧条件下においてもトルクの上昇を抑えます。
【試験条件】
圧力 : 25MPa(3秒 ON/OFF)
揺動角度 : ±180°
回転速度 : 20 r.p.m
油温 : 60℃、油種;鉱物油

採用イメージ
- 工作機械、一般機械のロータリージョイント
製品ラインアップ
用途に合わせた5つの「Le-μ’s」(レミューズ)
低フリクション技術を活かしたシール製品を紹介します。
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低フリクションオイルシール
シール機能を維持したまま、最大70%フリクションを低減
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回転用低トルクシールリング
テクスチャを付与して、最大80%のトルクを低減
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薄膜表面処理Oリング
数ミクロンのコーティングで組み付け時の作業性を向上
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回転・揺動用ロッドシール
特殊樹脂を使用し、耐圧性の向上と低フリクションを実現
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CNT添加Ovalリング
油圧回路内の高圧往復動環境下でシール性の維持と低フリクションを実現