ハイブリッド熱伝導部材


「QLEASE」クロスタイプ

クレイとラバーを組み合わせ、しっかり密着しながら組み付けも容易に

特長

  1. 発熱体との接触は柔らかい粘土状の部材であるため、複雑な凹凸空間への密着性が優れています。
  2. 粘土部材はゴム弾性材料で覆われているため、発熱体への組み付けが容易です。
  3. 電気絶縁性があり、電子部品周辺での使用が可能です。



「QLEASE」は商標出願中です。

特性

「QLEASE」クロスタイプは、発熱体との空隙を「QLEASE」クレイタイプで埋めることで、より効率的に放熱が可能です。


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クロスタイプの熱の伝わり方


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放熱シートの熱の伝わり方


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放熱シートと「QLEASE」ラバータイプ、「QLEASE」クレイタイプとの特性比較表

評価試験

「QLEASE」クロスタイプと放熱シートの伝熱比較を行いました。60℃の熱源から各試験サンプルに熱を伝え、伝熱対象の表面温度をサーモグラフィで測定しました。「QLEASE」クロスタイプは、「QLEASE」クレイタイプの部分が凹部の伝熱対象と密着するため、放熱シートよりも熱を伝えるスピードが速くなります。


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伝熱比較試験方法


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サーモグラフィによる温度測定結果(セット150秒後の温度分布)

用途例

  • EV/HEVユニット基板
  • ヒートシンク間 等

製品ラインアップ

熱伝導部材「QLEASE」シリーズ