防振・防音製品
独自の技術で振動・騒音問題を解決する

特長
- 高い減衰性能を持つハイダンピングラバー「HDR」など、さまざまな材料を取り揃えています。
- ゴム材料や形状を工夫することで、弾性を低くした製品を設計することが可能です。
「HDR」はNOKの登録商標です。(商標登録第2278254号)
特性
標準的な材料として、天然ゴム(NR)、ニトリルゴム(NBR)、およびハイダンピングラバー「HDR」を使用しています。また、用途に応じて特殊ゴム材料も取り揃えています。
標準ゴム材の使用製品一覧表

ゴム材料の種類と特長

備考: ◎ 耐性があります。
◯ 特定の場合を除いて耐性があります。ご使用にあたっては、NOK にご相談ください。
△ 特定の場合を除いて耐性がありません。ご使用にあたっては、NOK にご相談ください
✕ 耐性がありません。
※1:温度範囲に記載されている温度は、以下の基準に基づいています。
高温側:空気加熱老化試験を70時間実施した後の引張強さの変化率が±30%、伸びの変化率が-50%、硬さの変化が±15ポイント以内となる最高温度を適用しています。この最高温度は、ASTM(American Society for Testing and Materials)D2000のラインコールアウトで規定されている材料評価における耐熱基準温度に基づいています。
低温側:TR10値を適用しています。これは、ASTM D1329で規定されている低温領域での回復性を示すもので、あらかじめ与えた歪みが10%回復する温度を表しています。
※2:耐油性には、リン酸エステル系や水-グリコール系などの難燃性作動油は含まれていません。
解析・シミュレーション
NOKでは、多くの車載実績と経験をもとに、高度で精密な解析・評価技術を持っています。4軸車両加振機や音響測定室、半無響音室シャーシダイナモなど、さまざまなシミュレーション設備を整え、研究開発に力を入れています。
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4輪車両加振機 -
音響測定室 -
半無響音室シャーシダイナモ
製品ラインアップ
多岐にわたる防振・防音技術から装着箇所に合わせた最適設計
NOKの防振防音技術から生まれた防振製品を紹介します。
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ハイダンピングラバー(HDR)
高次元の静粛性要求に応えるため減衰特性を大幅に向上させた、高減衰防振ゴムです。
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S型マウント
もっとも汎用性があり、取り扱い容易な防振ゴムです。目的によって圧縮方向以外に、せん断方向にも使用できます。サイズのバリエーションが多く、各タイプごとにゴム硬度を2種類、用意しています。
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O型マウント
各方向のバネ定数が小さいので軽量機器を支持して防振する場合に適しています。
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V型マウント
ゴムを傾斜配置して圧縮とせん断による荷重支持をしており、S型マウントに比べて左右方向のバネ定数が大きいので、左右方向に加振力のある機器の防振に適しています。
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T型マウント
機器を吊り下げる場合に使用し、比較的小さいサイズのマウントで重い機器を吊り下げることができます。また、2つを組み合わせてせん断方向に使用することもできます。
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M型マウント
機械を設置する場合、簡単に取り付けられてレベル調整が容易な防振ゴムです。
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ウルトラブッシュ
円筒型の防振ゴムで、軸方向、ねじり方向に小さく、径方向に大きなバネ定数を持っています。
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ストッパー
接触時の当たりがやわらかく、変位とともにバネ定数が増加しますので、大きな衝撃力を吸収・緩和することができます。
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ステッピングモータマウント
標準のモーターサイズに合わせた設計となっており、取り付けが容易です。ステッピングモータ特有の振動を低減することができます。
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防振パッド(NOK 「HDR」仕様)
機械の下に置くだけで、取り付けや移動が簡単にできます。パッドのスリットに合わせてカッターなどで切りやすくなっておりますので、必要に合わせてご使用になれます。
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グロメット(NOK 「HDR」仕様)
フレーム穴にはめ込むタイプの防振ゴムで、省スペースで取り付けができます。バネ定数が小さいので、軽量機器の防振に適しています。
採用イメージ
多岐にわたる防振・防音技術を生かし、装着箇所に合わせた最適設計の防振・防音製品をご紹介します。



