航空機用高性能ガスシール
「セグメントシール」
独特のしゅう動面構造により低トルクを実現

製品説明
イーグル工業の航空機用高性能ガスシール「セグメントシール」は、主として航空機エンジンのメインシャフトシール用に開発された高精度なガスシールです。精密な加工技術を伴う独特のしゅう動面構造を備えており、高度なシール性能を発揮します。また、低トルク回転を実現しているため摩耗が少なく、過酷な運転条件下でも高い耐久性を維持します。ロケットや航空機分野のほか、一般産業分野のブロアやコンプレッサといった高速回転機器にも幅広く活用されています。
特長
- 精密加工技術による独特のしゅう動面構造が、高度なガスシール性能を発揮します。
- 低トルク回転設計のため、しゅう動部の発熱や摩耗が少なく、優れた耐久性を持ちます。
- シールリングは周方向に分割され、シールリングの内周面で軸側と接触ししゅう動するため、温度や回転による軸の寸法変化に追随します。
特性
航空機用高性能ガスシール「セグメントシール」は分割された複数のカーボンリング(セグメント)をスプリングで軸外周に保持する構造を持ち、軸の熱膨張や偏心に対しても優れた追従性を示します。
最大の特性は、微細な加工が施された独自のしゅう動面構造にあります。シールリングの内周面とシールハウジングと接触する二次シール面には圧力を導入する溝が設けられ、シールの圧力バランス機構が形成されています。その結果、極めて低いフリクショントルクでの高速回転が可能となり、シールの長寿命化に貢献します。
航空エンジンではベアリング室への高温ガスの侵入を防止し、高圧空気側とオイル側を分離するために、主にベアリング室周辺に使用されています。一方、ロケットエンジンのターボポンプでは燃焼ガスと液体酸素が混合することを防ぐため、対向配置されたシールリングの間にヘリウムガスをパージする構造が取られており、パージガスの流量を最小限に留めています。これらの技術は一般産業分野にも展開されており、コンプレッサやプロ説機器などで有害ガスの機外漏洩を防ぐとともに、バッファガスの消費量を低減することで、安全性向上と運転コスト削減に貢献しています。
活用例
- 航空宇宙分野:航空機エンジン(メインシャフト)、ロケット用推進システム、工業用コンプレッサ
※セグメントシールはイーグル工業株式会社の登録商標です。