多流路切換弁用シール


高いシール性と低トルクを両立し、スムーズに流路を切り替え

Seal for multichannel switching valve_picture.png

製品説明

低摩擦材とゴムを一体成形したシール製品です。軸とハウジングの間にセットされ、摺動面に独自設計形状の低摩擦材を設置することでシール性能を確保しながらも軸の回転トルクを最小限に抑制します。また、低温特性に優れ、かつ耐ヘタリ性にも優れたゴム材料を適用することで、低温時の軸回転トルク低減と優れた耐久性を確保しています。

特長

    1. ゴムと低摩擦材を一体成形し、熱管理システム(多流路切換弁)に合わせた製品を提供します。
    2. 独自の形状により、高いシール性能と低トルク化を実現し、ユニットの小型化に貢献します。
    3. 低温性に優れた材料を使用しており、低温時の軸回転トルクも最小限に抑制します。
    4. NOK独自の解析技術により、最適なシール構造を提案します。

特性

多流路切換弁の仕様に合わせた製品ラインアップ

より多くの流路に対応でき、モジュールの小型化が可能なロータータイプ、シール構造がシンプルなディスクタイプなど、多流路切換弁の仕様に合わせてさまざまなシールを提案しています。


ロータータイプ

Seal-for-multichannel-switching-valve_rotortype.png

ディスクタイプ

Seal-for-multichannel-switching-valve_disktype.png

解析結果

トルク比較

多流路切換弁用シールは、従来品対比、トルクを約15%低減します。


Seal-for-multichannel-switching-valve_graph.png

採用イメージ

    • 熱管理システム(多流路切換弁)

※熱管理システム(多流路切換弁)は、周辺の部品点数削減によりEVの省スペース化・軽量化を可能にし、限られた熱エネルギーを無駄なく使用できるようにするユニットです。


Seal-for-multichannel-switching-valve_system.png