製品説明
低摩擦材とゴムを一体成形したシール製品です。軸とハウジングの間にセットされ、摺動面に独自設計形状の低摩擦材を設置することでシール性能を確保しながらも軸の回転トルクを最小限に抑制します。また、低温特性に優れ、かつ耐ヘタリ性にも優れたゴム材料を適用することで、低温時の軸回転トルク低減と優れた耐久性を確保しています。
特長
- ゴムと低摩擦材を一体成形し、熱管理システム(多流路切換弁)に合わせた製品を提供します。
- 独自の形状により、高いシール性能と低トルク化を実現し、ユニットの小型化に貢献します。
- 低温性に優れた材料を使用しており、低温時の軸回転トルクも最小限に抑制します。
- NOK独自の解析技術により、最適なシール構造を提案します。
特性
多流路切換弁の仕様に合わせた製品ラインアップ
より多くの流路に対応でき、モジュールの小型化が可能なロータータイプ、シール構造がシンプルなディスクタイプなど、多流路切換弁の仕様に合わせてさまざまなシールを提案しています。
ロータータイプ

ディスクタイプ

解析結果
トルク比較
多流路切換弁用シールは、従来品対比、トルクを約15%低減します。

採用イメージ
- 熱管理システム(多流路切換弁)
※熱管理システム(多流路切換弁)は、周辺の部品点数削減によりEVの省スペース化・軽量化を可能にし、限られた熱エネルギーを無駄なく使用できるようにするユニットです。
