配管用継手シール

独自の一体構造で偏心に追随

特長

  1. ゴムと金属環の一体成形品であるため、偏心配管の継手に圧入するだけで取り付けが可能です。
  2. 継手両端が金属筒でつながっておらず、ゴム膜を有するため、偏心追随性に優れています。
  3. ユニットの組立バラつき(公差拡大)による配管の位置ズレへの追随が可能となるため、ユニットの設計自由度が向上します。
  4. オイルシールと同等のゴム嵌合シール設計技術を活用することで、シールの信頼性を向上させます。



特性

配管用継手シールは、ゴム膜を有しており、配管同士の偏心を吸収しつつシールすることができます。
また、ニーズに合わせて省スペース化や必要な長さにカスタマイズすることも可能です。



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従来仕様との比較

新仕様の配管用継手シールは、ゴム内面に金属環を設けたことで、偏心追随性および振動絶縁が大幅に改善されました。
組み付け性は従来仕様と変わらないため、安心してご使用いただけます。



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評価試験

偏心追随性評価

偏心を与えた状態で内圧を印加した際の漏れ圧力を評価した結果、エア圧力0.5MPa、偏芯5mmにおいて
エアの漏れは確認できませんでした。


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偏心追随性評価時のイメージ

採用イメージ

  • 自動車、建機、農機、一般産業用機械の空気および液体の流路の継手
  • 冷却水、冷却・作動・潤滑油、冷媒の流路の継手:e-Axle、インバータ、モーター、エンジン

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