風力発電設備用潤滑剤

高い耐荷重性と潤滑性で、設備の長寿命化を実現

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特長

  1. 主軸受、ブレード軸受、ヨー制御装置、発電機用軸受など、さまざまな潤滑箇所に使用できます。
  2. 欧州をはじめとした各風力発電メーカーにおいて潤滑剤が指定されており、豊富な市場実績があります。
  3. 潤滑性に優れているため、設備の長寿命化に貢献します。
  4. 風力発電設備に求められる耐フレッチング性に優れているため、安心してお使いいただけます。

特性

風力発電の大きな羽の回転を支えるナセル内のギヤや軸受には、多大な負荷がかかります。ギヤや軸受の摩耗を抑制する潤滑剤には、容易に動作部から排除されず、長期間の潤滑を維持できることが求められます。風力発電設備用の潤滑剤は、各風力発電メーカーからの指定を受けており、豊富な市場実績があるため、安心して使用いただけます。

評価試験

四球試験(ASTM D 2266)

グリースの耐摩耗性を評価するため、四球試験を実施しました。4つの鋼球をピラミッド型に積み上げ、下側3つの鋼球を固定し試料に浸漬させ、所定の荷重を加えた状態で上側の鋼球を1200rpmで1時間回転させます。試験後、接触点に生じた摩耗痕径を測定します。試験結果より、他社品は0.7(mm)の摩耗痕径でしたが、風力発電設備用潤滑剤Klüberplex BEM 41-141は0.4(mm)と小さい値でした。このことから、Klüberplex BEM 41-141は優れた潤滑性を持っています。

【試験条件】
回転数   : 1,200rpm
荷重    : 40Kgf
時間    : 60min
温度    : 75℃



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四球試験(ASTM D 2596)

グリースの耐過重性を評価するために四球試験を実施しました。4つの鋼球をピラミッド型に積み上げ、下側の3つの鋼球を固定して試料に浸漬させ、1770 rpmで10秒間縦軸を回転させます。1回ごとに試料と試験球を交換し、荷重を増大させながら鋼球が融着するまでこの操作を繰り返し、融着荷重を求めます。試験結果によると、他社品は2450 Nで融着しましたが、Klüberplex BEM 41-141は3090 Nと、より大きな荷重で融着しました。このことから、Klüberplex BEM 41-141は耐荷重性に優れていることがわかります。

【試験条件】
回転数   : 1,770rpm
時間    : 10sec
温度    : 室温



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採用イメージ

  • 風力発電設備

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製品の詳細はNOKクリューバー株式会社のWebサイトをご覧ください。