シール・パッキン・Oリング用潤滑剤

SEALUB

シール製品の組付け性向上

特長

  1. 無塗布と比較して、組付け時の抵抗力を減少させる効果があります。
  2. 組み付けの作業性の向上に加え、摩擦によるシール等の損傷や変形を防ぎます。
  3. 各種ゴムにほとんど悪影響を与えません。
    ※ゴム、プラスチックの材質によっては、影響を及ぼすこともあるため、確認の上、ご使用下さい。

「SEALUB」はNOKクリューバーの登録商標です。(商標登録5652781号 )

特性

シール、パッキン、Oリングを組み付けする際、潤滑剤は重要な役割を果たします。グリースに代表される潤滑剤は、表面に滑りやすい膜を形成し、組み付け時の摩擦を減少させ、シールが適切な位置にスムーズに装着されることを助けます。
また、潤滑剤は摩擦による損傷や変形を防ぎ、シールが本来の性能を発揮できるようにします。さらに、シールの材質との相性に問題のない潤滑剤を選ぶことも重要で、ゴム材に合わせたさまざまな潤滑剤を用意しています。

評価試験

組み付け時の挿入抵抗力測定試験(オリジナル試験)

オイルシール (TC85 110 13、材料 NBR A727)に無塗布の場合と「SEALUB」 L 101 WRを塗布した場合において、オイルシールを嵌合速度 10mm/minで組み付けた際の組み付け時の挿入抵抗力を測定しました。
無塗布の場合は2,600(N)であった組み付け時の挿入抵抗力が、「SEALUB」 L 101 WR を塗布したものでは670(N)と、約4分の1程度まで減少しました。「SEALUB」 L 101を塗布することで、組み付けの作業性の向上に加え、摩擦によるシール等の損傷や変形を防ぐことができます。
※「SEALUB」 L101 WRは、「SEALUB」 L 101の液状タイプの製品です。


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相性試験(耐ゴム試験、オリジナル試験)

ゴムと「SEALUB」 L 101の相性試験(耐ゴム試験)を実施するため、5種類のゴム材にスプレー塗布した後、室温で70時間静置し、その後、ゴム材の硬さ変化と体積変化率を測定しました。
硬さ変化、および体積変化率の数値が小さいほど、「SEALUB」 L 101がゴム材に与える影響が小さいことを示します。試験を行ったいずれのゴム材においても、硬さ変化と体積変化率に著しい変化は認められませんでした。



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採用イメージ

  • オイルシールの組み付け
  • パッキンの組み付け
  • Oリングの組み付け
  • その他ゴム製品の組み付け

お問い合わせ


製品の詳細はNOKクリューバー株式会社のWebサイトをご覧ください。