改良型金属環付きダストシール
油のかき出し漏れを抑制しつつ、耐ダストシール性を向上

製品説明
標準仕様の金属環付きダストシールを改良し、耐ダストシール性・油かき出し性を両立したダストシールです。 シーリングシステムの寿命延長に必要な耐ダストシール性を向上し、過酷な環境下でも使用可能です。
特長
- リップ面圧分布形態の最適化により耐ダストシール性・油かき出し性を両立させた仕様です。
- 標準仕様に比べ、固着ダスト侵入を約70%低減、微細ダスト侵入を約75%低減します。
- 微小突起での油膜厚み確保により、低発熱、低フリクションに寄与します。
- 外周リップにより嵌合部からの水侵入を防止します。
特性
基本構造
標準仕様の金属環付きダストシール(DKBI型)と比較して、改良型金属環付きダストシール(DKBZ型)は、ダストリップとオイルリップの形状を変更することで面圧分布形態の最適化を図り、外周リップを設けることで嵌合部からの水侵入を防止します。 また、微小突起の形状は油膜厚みを確保し、低発熱・低フリクションに貢献します。

評価結果
以下の各試験の評価結果により、改良型金属環付きダストシール(DKBZ型)は長期にわたり耐ダストシール性とかき出し性を両立し、シール機能を維持することが可能です。
固着ダスト侵入試験
所定の試験装置および試験条件にて、固着ダストの侵入量を評価しました。評価方法は、粘土(ろ過砂)に水を混ぜたものを軸に塗布し、乾燥固着させた後に作動してダストの侵入量を測定する手法です。改良型金属環付きダストシール(DKBZ型)は、標準仕様の金属環付きダストシール(DKBI型)と比較して約70%の固着ダスト侵入量を削減しました。

微細ダスト侵入試験
所定の試験装置および試験条件にて、油中に含まれる微細ダストの侵入量を評価しました。評価方法は、乾燥状態の鉄鉱石をダスト側に封入し10時間作動して作動油に侵入した量を測定する手法です。改良型金属環付きダストシール(DKBZ型)は、標準仕様の金属環付きダストシール(DKBI型)と比較して約75%の固着ダスト侵入量を削減しました。
油かき出し漏れ
耐ダスト性を向上させた形状であっても、油のかき出し漏れ量は初期・長期ともに標準仕様の金属環付きダストシール(DKBI型)とほぼ同等の結果を得ています。
初期のかき出し漏れ
耐久試験中のかき出し漏れ経時変化

活用例
- 油圧ショベル、ホイールローダー、ブルドーザー、ダンプトラック