ダストカバー
使用条件に応じた製品形状とゴム材料で、シール性・耐久性を向上

特長
- スタッドの揺動に追随するゴム膜でボールジョイントを包み込み、保護します。
- リップはボールジョイントの摺動(往復回転)に対応しています。
- 使用条件に応じて、対候性、耐オゾン性、耐寒性に対応したゴム材料の選定が可能です。
- 追加可能な補強環は、ダストカバーの組み付け性やシール性の向上に寄与します。
特性
ダストカバーはボールジョイントをゴム膜で保護することで、スタッドの揺動や摺動(往復回転)に対応します。また、ダストカバーはボールジョイントの潤滑に必要なグリースを保持しながら、外部からの異物の浸入を防ぐ役割を果たします。このボールジョイントはサスペンションやステアリング部分に使用されているため、ダストカバーには水やダストがかかり、温度としては冬場はマイナス40℃、夏場は70℃程度になります。また、大気中のオゾンにもさらされます。したがって、ダストカバーに要求される材料特性としては、耐オゾン性、耐熱性、低温性、耐ヘタリ性、耐摩耗性、耐水性、耐油性が求められ、一般的にはクロロプレンゴムが使用されます。

採用イメージ
- 自動車のサスペンション、ステアリング
